時間の充実度をアップさせる方法
今回は充実度を上げる方法をご紹介します。
毎日同じ会社を行き来して、毎日同じ仕事の繰り返し。
家事と育児に追われる毎日。
そんな毎日に退屈さを感じていませんか?
幸せで有意義な時間にするために大切なポイントは何でしょうか?
それは「ゴール」です。
ゴールという言葉にまだなじみがなければ、「夢」と言ってもいいし、「心からの望み」と言っても構いません。
なぜゴールが大切なのでしょうか?
今回は、「脳の仕組み」との関わりでわかりやすくお伝えしたいと思います。
充実度をアップさせる秘訣は脳の仕組みにある
大切な脳の仕組みのひとつにRASがあります。
RASとは、その脳の働きによって、自分が意識を向けたものしか見えない、それ以外のものは、スコトーマ(盲点)に隠れて見えなくなってしまうというものです。
たとえば、漫然と車を5分間くらい眺めている時に、
「黄色い車何台通った?」
といきなり聞かれても、答えられるでしょうか?
多分、ほとんどの人は答えられないでしょう。
それはなぜなのでしょうか?
RASの働きがあるです。
RASとは、自分にとって重要な情報だけ選択して認識する脳の働きです。
RASの働きによって、自分にとって重要でない情報は、スコトーマ(盲点)に隠れて、見えないようになっているのです。
だからこそ、脳に「この情報は重要だよ」とあらかじめ認識させることが大切なのです。
RASの働きとゴール設定の関係
では、このRASの働きとゴール設定とはどのような関係があるのでしょうか?
例えば、パートでレジの仕事をする場合を考えてみましょう。
Aさんは、「生活費の足しにしたい」というゴールでパートで働き、
Bさんは、「将来、起業したい。そのためにスーパーの現場で働きながら学びたい」というゴールで、パートで働いているとします。
全く同じ仕事をしていても、「見ている世界」が全く違います。
Aさんは、「時間給いくら」に意識がいくので、「自分がいくら稼いだか」が一番の関心事です。
Bさんは、「スーパーの現場から学ぶ」に意識がいくので、時間帯によっても、曜日によっても、季節によっても、その日の目玉商品によっても、「売れ筋」が違うということに気がつきます。
「ビジネスの現場」から、貴重なことを学ぶことでしょう。
ここで勘違いしないでいただきたいのは、「生活費の足しにするために働くことが悪い」と言っているわけではありません。
家族のために働くのは、素晴らしいことです。
家族のためを想う気持ちの現れだと思います。
ここでお伝えしたいことは、ゴールによって、時間の使い方、脳の使い方が変わってくるということです。
同じ時間をかけて、同じ労力をかけるのなれば、もっと大きなゴールも同時に設定してみると、時間の密度が濃くなって、一石二鳥の効果が得られます。
これがゴール設定の効果のシンプルなひとつの事例です。
私もこのRASの働きとゴール設定との関係を知った時に、
「なるほど!」
と思いました。
そして、ひとつひとつの小さな機会でも、ゴール設定しようと思ったのです。
充実度がアップするゴール設定の方法とは
例えば、
「今日1日をどのような1日にしたいか?」
「今日1日を幸せで充実した1日にするために何をしたいか?」
「このセミナーでは、何を学ぶことをゴールにしたいか?」
「このセッションでは、クライアントさんがどうなったら最高か?」
など自分に問いかけをしてから、物事を始めるようにしました。
そのように心がけると、以前と同じだけの時間を費やしていても、結果も違うし、充実感も全く違うことに気づきました。
大きなゴールからでもいいし、小さなゴールからでもいいので、あなたもゴール設定をしてみませんか?
このブログ記事の内容が、あなたの人生にとって少しでも役に立てば、私も嬉しいです。
- 脳に「この情報は重要」と認識させることが大切。
- ゴールによって、時間の使い方、脳の使い方が変わってくる。
- ゴールを設定してみると、時間の密度が濃くなる。
- 何かを始める前に、自分に問いかけをしながら物事を始めると、充実感がアップする。